【Style20】夢のガレージライフ編
クルマをイジって、走らせて、さらにはそこに暮らす…
夢のガレージライフに、足りないものは見当たらない。
ライター 夢野忠則
Kさんの愛車は、まるでフォーミュラカーのような究極のスポーツカー「ラディカル」(英国)。
Kさんはこのクルマを駆って、都内から筑波サーキットまで自走されるのだそうです。
「もともと、ノーマルの空冷のポルシェ911でサーキットを走っていたのですが、
もっとドライビングを楽しめる、刺激の強いクルマが欲しいと思っていたところで、
ちょうどラディカルのいい出物と巡り合えたので、思い切って買い替えました。」
屋根だけでなく、ウインドスクリーンさえないクルマを手に入れるとなると、
保管場所が大変だったのではないですか?
「手に入れるのを決断できたのは、もちろんガレントとの出会いがあったからです。
さすがに、屋外で維持していくのは無理ですからね。
エンジンをチューニングしたりイジるのも好きで、ほとんど自分でやりますから、
そういう面でも、私のカーライフにはガレージが欠かせません。」
「月に一度は、サーキットで走っています。もう一台、三菱アイがあるので、
ラディカルで走ったり、アイでK4-GPというレースに出場したりしています。
だから休日はクルマをイジっているか、サーキットを走っているか、どちらかですね。」
そんなKさんにとって、理想のガレージとは?
「ガレージは、クルマをイジれてなんぼだと思っています。
そこがガレージと屋外の月極め駐車場との、いちばんの違いですね。
その点、ここなら好きな時間に、好きなだけイジっていられるし、途中で作業を止めても、
いちいち片付ける必要もなく、増える一方のツールの置き場に困ることもありません。」
「だから私にとっては、今のこのガレージが最高の環境ですね。
ガレージ内のシンクで温水を使えるのも、クルマをイジる自分にはありがたいです。
レーシングチームの仲間たちがここに集まって催す、ガレージミーティングも楽しいし。
おかげさまで今のガレージライフに、足りないものは見当たりません。」
ガレントの敷地内には、他にも個性的なクルマのオーナーさんが住んでいらっしゃいます。
ラディカルにミニクーパー(クラシック)、ロータスエキシージに、なんとGT40まで!
休日には、おとなりのガレージでクルマ談義に花が咲くこともあるとか。
クルマ好き同士のコミュニティとしての楽しさも、ガレントならではかもしれません。
2階の居住空間よりも落ち着くので最近は食事もガレージです、と笑顔のKさんですが、
じつは来年から、地方への転勤が決まってしまったのだそうです。
こんな夢のガレージ生活を味わってしまったら、引っ越すのがつらい…
そういう意味では、罪な物件でもありますね、ガレントは。
東京に戻れたら、またガレントに入居したいです!とKさん。
はい、その日を楽しみに。ガレージライフの夢は、いつまでも待ってくれています。
夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
楽天ブログ(クルマ・バイク部門)でアクセス数日本一を記録。